芭蕉、秋を歌う。
『 月日は百代の過客にして
行かふ年も又旅人也 』
これはかの松尾 芭蕉が書いた旅行記の最初であります。
さて、その旅行記とは何でしょう?(笑)
ってな、お遊びはあとにして、ガサゴソと物を整理していたら
そんな問題を出したくなるような、ポストカードを発見。
いつもながら見えにくいのですが
『 この道や 行人なしに 秋の暮 』
芭蕉が亡くなる一ヶ月余り前の句だそうです。
冒頭の「この道」とは、彼が生涯を賭けて追求してきた俳諧の道にほかならない、ということだそうです。
結構、孤独だったんだなあ、と調べて思いました。
また、ちょこっと顔をのぞかせているのは
『 ナーゴコレクション 』のオルセッタちゃんです。
最近めっきり寒くなって、ホント秋。
もう10月だし、2004年もあと残すところ2ヶ月。
早いもんだ。
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コメント
最近急に秋らしくなりましたね。いつになったら
秋になるのだろう…と暑さに堪えた日々が懐かしい
です。
芭蕉さんも深まる秋を想いながらご自分の人生の行く末
を思い巡らしていたのでしょうか。いろいろな想いを
五・七・五の俳句にコンパクトにまとめあげるなんて
とても素敵なことですね。
投稿: kuro-mama | 2004年10月 4日 (月) 09:31
kuro-mamaさん、こんばんわ!
今日はホント寒いですね。
kuro-mamaさんのおっしゃるように、
あの暑さに耐えた日々が懐かしいぐらいです(^^;
もっと身体が適応できるようにゆっくり
季節が変わって行ってくれればいいのに…。
五・七・五なんて短い言葉で情緒を出すなんて
素晴らしい才能だなあ、と思います。
ちょっと気にして作ってみようかな、と(=^∇^=)
投稿: ほし | 2004年10月 4日 (月) 22:47
松雄芭蕉の旅行記は、徒然草・・でしたっけ(笑)
今日も冷たい雨。
こんな日は、芭蕉の晩年の句が染み入る感じです。
私としては、芭蕉の句は共感しすぎて苦しくなることも・・。
蕪村の句だと、まるで絵画を鑑賞するような感じで楽なのですが。
投稿: ellie | 2004年10月 5日 (火) 11:08
ellieさん、こんばんわ!
正解は『 奥の細道 』でした~。
わたしも忘れてました(^^;
本当に寒い日に芭蕉の句を見るとさらに
季節を感じられますね…。
うーむ、昔の方のセンスっていつの時代になっても
褪せなくてスゴイです。
投稿: ほし | 2004年10月 6日 (水) 00:46