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2006年6月29日 (木)

◆泣きじゃくり

今日、午後2時頃、むんむんしている外を歩いていたら、泣きじゃくりながら、歩いている男の子が。

小学校低学年ぐらい男の子がランドセルを背負って、両手にそれぞれ大きな荷物を持ちながら、その道路を大泣きして行ったり来たり。

なんだろう、と思いながら、一度は通り過ぎました。だけど、背中越しに聞こえてくる、誰かを探しているような泣き声。

さらに何人か人が歩いていたり、工事現場の警備員がいたりしたのですが、誰ひとり声を掛けない。振り返って見るだけ。



もういたたまれなくなって、引き返し、声を掛けました。



どうしたの?大丈夫?と声を掛けたものの、男の子は泣くばかり、顔を見るだけでまた行ったり来たりを繰り返します。
路地に入って静かになったので、あ、道がわかったのかな、と思ったのも束の間。



わあぁーんと走りながら戻って来ました。一瞬、バカなおねえさんは、この子、誰かに追われてるの!?とか考えちゃいましたよ。



その後、どうしても問いかけには答えてくれないので、立ち去ろうと歩いたのですが、まだ泣きながらさ迷ってる。

こちらも迷いましたが、警察に電話しました。一通り話したら、すぐ署員を向かわせます、ご協力いただきたいので待ってていただけますか、とのこと。

その電話をしている最中に、男の子はまた路地に入って見えなくなりました。

電話を切って後を追いかけてみたら、同級生ぐらいの女の子に方向を示されて、バイバーイなんて言いながらダッシュで一直線に一目散に、Bダッシュの16連打ぐらいの勢いで走っていきました。

確認はしませんでしたけど、ああ、そっちにお母さんか誰かいるのかー、よかったー。と勝手に納得したりして。

少し待つとワンボックスカーの私服警察官が。わたしはてっきり制服着たおまわりさんが来るのかと思っていたら違いました。

すみません、遅れてー、と中年のおじさん。

わたしも、もう男の子がたぶん無事に帰ったことを伝えたら、簡単に調書(?)みたいなものを取られ、個人情報(氏名・住所・連絡先)をお知らせしました。

なんか、別の事件があって、忙しいのですって。

それにしても、人騒がせな心配させるお子様でした。

ランドセル背負ってるってことは、地元の子でしょうし、道に迷うなんてなあ、と思ったり。今時はいろんな人・怖い事件いっぱいあるんだから、もう!と思ったり。

でも、あそこまで外で泣き叫べるもの子供の特権かなあと思ったりした1日でした。

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